今回は、1年以上続く前立腺炎でお困りの方の臨床報告です。
30代男性のOさん。
仕事は主に座り仕事。
1年以上前から前立腺炎と診断されたそうです。
症状としては、股間辺り全体が熱いような痛みをずっと感じて、座っていても立っていても寝ていても痛みが治まらない状態でした。
病院からの服薬等をしても変化なし。
検査
全身の検査を知ると、全身の関節や筋肉の緊張がかなり強くガチガチの状態でした。
前立腺辺りもチェックすると、気の流れがかなり低下している状態になっていました。
施術
全身の検査から、まずは疲労などによる内臓の機能低下とストレスなどによる頭や首の緊張を調整することに。
まずは頭と首を調整して脊髄神経の緊張を改善。
次に体の重心バランスが外方前方にズレてしまっていたので、足首から調整。
これで全体の緊張がだいぶ緩んできました。
ここから前立腺辺りの股間辺りの緊張を解除していきます。
まずは仙腸関節、股関節、腰椎辺りの負荷を解除。
内臓のバランスを調整して下腹部の緊張を取っていきました。
この状態で立ってもらうと、前立腺炎として感じている痛みが少し軽減。
次はうつ伏せで調整。
前立腺炎の緊張を基準に問題個所を探っていくと、副腎での反応が強く出ました。
そこで副腎がうまく働くことが出来るように内臓バランスの調整をおこない、副腎自体を調整しました。
この状態で、先ほどまで出ていた前立腺炎の緊張がかなり減少してきました。
立ってもらうと「かなりいい感じに楽になってきた」と。
前立腺炎の原因は
おそらくOさんは精神的ストレスを感じやすい方なので、自律神経が過剰に働いている時間が長くなり、副腎疲労を起こしてしまっていたようです。
副腎疲労症候群
副腎はストレスに対抗するためのホルモンを分泌する器官になるので、長時間の自律神経の緊張が起こると、副腎からホルモンを出っ放しの状態にしなければならなくなります。
そうすると副腎が疲弊してきて、副腎疲労として体に不調をきたしてきます。
最近では、副腎疲労症候群という症状で言われるようになってきました。
今回のケースはこの副腎疲労が脳への指令を狂わせてしまい、前立腺の辺りを過剰に緊張させてしまっていたようです。
セルフケア
セルフケアとしては、
副腎疲労症候群の改善をおこなっていただくため、
①ビタミンC、ビタミンB群の摂取
②糖分摂取量を減らす
③カフェイン摂取を控える
④ストレスを感じる環境を変える
などをおこなっていただくといいと思います。
Oさんの場合、3回の施術でほぼ痛みがゼロになりました。
後はこれを維持していくため、副腎疲労を改善して体を安定させていけるようにやって行けるといいでしょう。
長年の不調でも原因が意外なところにある場合があり、それが改善されると劇的によくなっていかれます。
諦めないでくださいね。
お電話ありがとうございます、
あいしん整体院でございます。